窮地に立たされる「ホースメン」
「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」観てきました!
前作「グランド・イリュージョン」を観てから、いよいよ映画館へGO!
「グランド・イリュージョン」も非常に面白かったが、続編である本作「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」もなかなか面白かった。
ネタバレありで解説していきたい。
雨が静止する印象的な予告編
映画館で流れた本作「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」の予告編。
「僕は天候を操れる…この雨を…ストップ」

STOP!
次の瞬間、降っていた雨が空中で静止。
この予告編が非常に面白そうだったため、あわてて前作「グランド・イリュージョン」を観たのは、前回の「映画【グランド・イリュージョン】感想」感想で言ったとおり。
しかし、題名に「グランド・イリュージョン2」とかナンバリングしてくれないと、危うく続編だと気づかずに観て大失敗になるとこだよ。
原題では2って入ってるのに(Now You See Me 2)、このやり方ホント分かりにくいから何とかしてくれないかな…。
前作越えの課題と物語の幕開け
さて、本作「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」の最大の気がかりは、何と言っても、 前作「グランド・イリュージョン」が最後の大どんでん返しを含めて非常に完成度が高かったこと。
つまり、前作が超えられない壁になるのではないか。
そして、あそこからどう続編に繋げていくのか…。
「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」は、ディランの幼少期からスタートする。
前作で語られていた、ディランの父の事故と、サディアスの関連が映像として表現される。
そして、ホースメンの紅一点、ヘンリー・リーブスがチームを離れ、新たなメンバーとしてルーラ(リジー・キャプラン)が加入。
おそらくキャスティングの問題だろうけど、メンバーが変わるのはちょっと残念。
そんなホースメンの今回最初のミッションは、octaというIT企業のランチパーティをジャックし、その不正を暴くこと。
しかし、そこでホースメンは、正体不明の敵に返り討ちに遭う。
ミッションは失敗、世間には死んだと思わせておいたジャック・ワイルダーが生きていること、そして、FBI特別捜査官のディランもホースメンの一味であることがバラされてしまう。
ホースメンは事前に準備しておいた脱出用のチューブを滑り降りるのだが、そこはなぜかアメリカではなく、何と中国のマカオだった。
前作で、トリックを使い、ラスベガスとパリを繋いだホースメンであったが、これは紛れもない現実。
これはいったいどういうことなのか…。
新たな敵と見どころのミッション
そこに現れる新たな敵が、何とメリット・マッキニーの双子の弟、チェイス・マッキニー(ウディ・ハレルソン:二役)(笑)
さらに、ハリー・ポッターでお馴染み、ダニエル・ラドクリフが演じるウォルター・メイブリー。
世界一有名な魔法使いが、マジックの世界の敵として登場するのが、思わずニヤリとする面白さ。
アイからの司令を受けてホースメンに指示を出すリーダー格のディランと分断された、いわば実行チームのホースメンは、ウォルターに協力する形で、チップを盗むミッションに挑むことになる。
このミッションが第2の見せ場になっている。
ホースメンがトランプをパスしあって警備の目をかいくぐるのは、さしずめ「マジック版ミッション・インポッシブル」といったところで楽しい。
一方、ホースメンと分断されたディランは、自ら刑務所に入れたサディアスと仕方なく行動を共にすることになる。
そして、最後に待ち受けるのが、予告編で印象的な、ダニエルが雨を静止させるシーンをふくむロンドンでのミッションになっている。
評価と今後の展開
今回、脚本を担当するのは前作と同じエド・ソロモン。
しかし、監督はルイ・レテリエから、ジョン・M・チュウに交代。
そのためなのか、前作「グランド・イリュージョン」では、現実世界でマジックを使ったら、ということを納得させるために、細かく種明かしを行っていたが、本作「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」では、いちおうの説明はされるが、そこはあまり重要視されていない。
前作で、ホースメンの実力はきちんと説明したので、続編である本作では、そこまで詳細に描かなくてもいいだろうということだろう。
見せ場も多く、さらにストーリーでもどんでん返しを入れてくるあたりはさすが。
ただ、本作は、ストーリーのなかでの人間関係が必要以上に複雑で、マジック→種明かし…大どんでん返しという、前作の明快さは失われているのがマイナスポイント。
さて、気になる続編だが、「Now You See Me 3(邦題未定)」が、すでに製作決定済み、さらにスピンオフも?という状況。
ここからどう続けるのか楽しみである。
前田邦彦の採点と点数
- ストーリー: 10点(20点満点)※複雑にしようとしすぎて、かえって破綻してくる悪いパターン。
- 設定・アイデア: 4点(10点満点)※けっきょく、みんなアイの人間なんじゃないのか?(笑)
- 映像: 15点(20点満点)※雨を止めるシーンなど、面白い。
- 編集・演出: 8点(10点満点)※ちょっと分かりにくい。
- キャスティング・演技:10点(10点満点)※新キャラもそれぞれ良い。
- 音楽・効果音: 8点(10点満点)※前作に続きブライアン・タイラーが担当。良い。
- 前田邦彦の+アルファ:5点(20点満点)※映画館の予告編が素晴らしかったので、観逃していた前作にも出会えた。
【グランド・イリュージョン 見破られたトリック】の点数は【60点!】
