前田邦彦一覧

【メッセージ】感想【84点】

【時間、過去、未来、この映画がルイーズの記憶そのもの】映画「メッセージ」は、難しい。 では、どこが難しいのだろうか?それは映画の根底に流れる「概念の理解が難しい」のである。 しかし、その概念さえ分かれば、「メッセージ」の演出まですべて理解できることになる。

「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」感想(ネタバレなし)

【シリーズ最長のボリュームで描かれる新三部作の2作目】本作のサブタイトル最後のジェダイも意味深である。 そもそも最後のジェダイとは、前作フォースの覚醒のオープニング・ロール(スター・ウォーズ恒例の文字が遠ざかっていく黄色い字幕)でも語られているように、ルーク・スカイウォーカーのことを指している―。

【パッセンジャー】感想【77点】

【独創的なアイデアが天才的】映画もたくさん観ていると、似たような話やアイデアに遭遇する。 今まで観た映画は1000本を超えている僕でも、ごくまれに、「こんなアイデアがあったのか!」と驚く映画がある。 それが本作「パッセンジャー」だ。その素晴らしいアイデアを含めて、ネタバレで解説したい。

「ドクター・ストレンジ」感想(ネタバレなし)

【マトリックス以降、もっとも革新的な映像】「ドクター・ストレンジ」のストーリーは、さほど難しくない。しかし、その斬新な映像を使って表現される世界観、さらには修行の末にヒーローになったドクター・ストレンジの能力など、説明が難しい要素がある。それを、映像を駆使して分かりやすく説明しているのは特筆に値すると思う。

【君の名は。】感想【72点】

【世界規模でヒットした「古くて新しい組み合わせ」】世間で散々話題になったあと、映画「君の名は。」を観ることができた。最初に言ってしまうと、面白かった。しかし、近い業界のプロからは猛烈に批判を受けているという不思議。そういった部分もあわせて考えてみたい。

「インフェルノ」感想(ネタバレなし)

【シリーズから遠ざかっていた人も楽しめる】小説家の中には、自身の作品が映像化されると、それをフィードバックして映像化に適したストーリーを書けるようになるタイプの人がいると思う。 そのため、「インフェルノ」は、まず「ミステリーの地の部分」が抜群に面白い。

「スター・トレック BEYOND」感想(ネタバレなし)

【安易な路線変更が好調な流れにブレーキをかける】「スター・トレック BEYOND」は、ストーリーは悪くない。社会世相を反映した内容(敵)はスター・トレックの伝統である。各キャラクターの見せ場もある。今だからこそできる映像も良い。音楽も素晴らしい。と、良くまとまっている。でも、ぶっちゃけ面白くないのだ。

【グランド・イリュージョン 見破られたトリック】感想【60点】

【窮地に立たされる「ホースメン」】さて、本作「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」の最大の気がかりは、何と言っても、 前作が最後の大どんでん返しを含めて非常に完成度が高かったこと。つまり、前作が超えられない壁になるのではないか。そして、あそこからどう続編に繋げていくのか…。

【グランド・イリュージョン】感想【70点】

【もしもマジックを犯罪に使ったら】「グランド・イリュージョン」の基本的なアイデアは、「マジシャンやメンタリストが、そのスキルを犯罪に使ったらどうなるか」というもの。 これまで、ありそうでなかったアイデアだと思う。なぜか? それは、「マジックと映画は相性が悪い」から。

「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」感想(ネタバレなし)

【今後のアベンジャーズを楽しむうえで外せない1本】しかし、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」は、今後のアベンジャーズを楽しむうえで外せない重要な作品になっている。というのも、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の真価が発揮されるのは、むしろラストのシークエンスであると言って良い。

「X-MEN:アポカリプス」感想(ネタバレなし)

【新3部作完結編にして第1作目に繋がる物語】X-MENの秀逸なところは、ミュータントというマイノリティ(社会的少数者)と、普通の人間というマジョリティ(社会的多数者)の対立が、そのまま設定の根幹を成しているところ。つまり、スーパーヒーロー問題がそのまま設定の中心になっているため、改めて議論する必要がない。

「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」感想(ネタバレあり考察)

【どうしてもスーパーマンをリブートしたかった理由とは】「マン・オブ・スティール」は、当然「ジャスティス・リーグ」の展開を視野に入れていた。それは、本作「バットマン vs スーパーマン」の冒頭から、「マン・オブ・スティール」の最後の闘いをブルース・ウェイン=バットマン視点のカットで用意していることで明らか。

「オデッセイ」感想(ネタバレなし)

【火星映画は科学的調査の発展によってアップデートされる】ハードSFとはSFの中でも、科学的知見や科学的描写の正確なものを指す。そこで描かれる内容は、理論上可能なアイデアが中心となり、現在の技術の延長線上にあるものだ。つまり、現在、それだけ人類の火星に対する知見が、その確度を増しているということである。