「ゼロ・グラビティ」感想(ネタバレなし)

【映画が到達した最高峰の作品】「ゼロ・グラビティ」の感想を簡潔にまとめてしまうと、宇宙空間で事故にあった宇宙飛行士が、どう行動したかという話である。上映時間は91分と、映画の平均からは短く、ストーリーらしいストーリーもない。それなのに僕は涙を流して感動した。これは映画が到達した最高峰の作品であるだろうと思う。

「スター・トレック イントゥ・ダークネス」感想(ネタバレなし)

【エンタープライズの船長たりえる資質とは】スター・トレック イントゥ・ダークネスは冒頭から、カークの船長としての資質を問うことの連続であり、そしてカークがどう変わっていくかという物語である。僕が非常に感心したのは、実はこの部分こそが、スター・トレックシリーズの構造上の穴だと思っていたからだ。

スター・トレック リブート「スター・トレック(2009)」(ネタバレあり考察)

今回はスター・トレック イントゥ・ダークネスを楽しむために、前作のスター・トレック(2009)を設定ネタバレありで考えてみたい。 そもそも物語がヒットすると、そこに続編というものが生まれる。 TVであればシリーズが続き、映画であれば続編が作られることが多い。

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」感想(1)(ネタバレなし)

【ついに辿り着いた希望への序曲】おそらく世間にある「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」への否定は、「序」「破」で積み上げてきたシンジ君の努力が水泡に帰す(いや、実際はもっと悪い)ところにあるのではないだろうか。ただ、忘れてもらってはならないのは、「Q」はあくまで4部作の3作目だということ。

「エヴァンゲリオンTV版-旧劇場版」感想(ネタバレあり考察)

【分岐したエンディング。しかし…。】人によっていろいろ解釈はあるだろうが、僕はこれを夢オチ(正確には妄想オチ)と判断せざるを得ない。つまり、碇シンジと、パンをくわえて走ってくる転校生の綾波レイがぶつかる場面を含めたあの部分のみが現実で、それ以外は碇シンジの妄想。

「009 RE:CYBORG」感想(ネタバレあり考察)

【現代神話の敵は何処に存在しているのか】どちらかというと難解な部類に入ってしまうであろう「009 RE:CYBORG」だが、まず「難解な映画」というものを2つに分類してみたい。(1)難解ではあるが、監督(脚本家)の中に明確な答えがある。(2)難解なフリをしているだけで、そもそも監督の中に明確な答えが存在しない。

「プロメテウス」感想(ネタバレなし)

【この映画の謎とはいったい何なのか?】それが進化論の否定に繋がるとも思えないし、そもそもこの映画の中で人類起源の謎というのは、実は大した意味がない。すると、そこに大きな謎が出現する。映画「プロメテウス」の謎とはいったい何なのか?そう、つまり映画「プロメテウス」の謎とは、

「トータル・リコール(2012)」感想(ネタバレなし)

【我々観客にも「リコール」体験がもたらされる】面白いと思ったのは、我々観客も主人公ダグラスとは別の意味で「リコール(思い出す)」体験を味わうことだ。随所に「トータル・リコール(1990)」と意図的に似せたシーンが散りばめられており、途中で「あ、こんなシーン前にもあった」と記憶がよみがえる仕掛けになっている。

「ソーシャル・ネットワーク」感想(ネタバレなし)

【現代のアメリカン・ドリームは、WEB上に存在する】facebook は現在進行中のサービスであり、マーク・ザッカーバーグは現在26歳という若さなので、描かれている物語も有名人の半生といった仰々しい趣きではない。その映画が、現在、各種の賞にノミネートされ、多くの章を受賞し、絶賛されている。なぜか?